陽和見主義

雑記など

グッズを売る。そしてモノを減らす。

 

くじ引き狂い

一番くじをご存知だろうか?

少しでもオタクをやったことがある人なら恐らく全員知っているだろう。

コンビニの入口付近の棚にフィギュアが積んであるアレである。

一番くじ」はバンダイスピリッツの商標で、類するものは他にも沢山ある。

くじではなくスクラッチの形式だったり、くじとグッズがセットになっていたり、販売経路がオンラインに限られていたり。

いずれにせよ「抽選権を購入して当選したグッズが貰える」ことに違いはない。

 

半年ほど前からそれにハマってしまった。

何気なく数回引いたウマ娘一番くじで、キタサンブラックのフィギュアが当たった。

嬉しかった。

キタちゃんは好きなウマ娘だし、さらに店員さんがいい人で「おめでとうございます!」と言ってもらえて良い気分になった。

 

ここまではよくあるビギナーズラックというやつで良かったのだが、そこから「くじ」と名の付くものを探しては引くようになってしまった。

ウマ娘を筆頭に、お隣の天使様、ワールドダイスター、魔女の旅々などなど・・・

どれも好きなタイトルであることには違いないのだが、増えていくグッズの山と薄くなっていく財布を前に冷や汗が流れてきてもなお止められなかった。

良い結果なら「この調子で次も!」と思うし、悪い結果なら「次こそは波が来るだろう!」と考える。

完全にギャンブル中毒者の思考になっていた。

キタちゃんのフィギュア。この前描いた絵のモデルにもなってもらった。

 

また、くじにハマるより前から、アニメのポップアップショップに行ってはアクリルスタンドを衝動買いしてしまう悪癖も付いていた。

持っているアクスタの数は恐らく100を超えて、今では部屋の一画を完全に占拠されている。

「フィギュアと違ってアクスタは場所を取らない」なんて言ったの誰だよ!(そう、私です)

アクスタは"増殖”る。

 

ポップアップショップに行くのは楽しいし、出不精な自分にとって格好のお出かけ理由になりうる。

しかし、その度に出費増・スペース減ではやっていけないことに気付いて、どうにかしないとな〜と薄々考えていた。

 

アニメグッズ論

今年に入った頃からだろうか、自分のTLでは「アニメグッズとの向き合い方」に関する話題が増えてきた印象を受けている。

長年フォローしているような歴戦のオタクとなれば相応にグッズは増えてくるもので、必然的に「飾るスペースが無い問題」が生じてくる。

そうなると本意ではないが"処分する"というのも選択肢に入ってくるだろう。

 

それに、あまり想定したくはないが、もし自分に何かがあった時のことも考えてしまう。

自分にとっては価値のあるものなので、然るべきところに売ってもらってその価値が分かる人の手に渡ってほしいが、仕分けて売るコストと得られる金額を考えると現実的にはまとめて捨てられてしまうだろう。

そう考えると、「そうなる前に自分の手で少しずつ売る」というのも一つの愛の形と言えるのかもしれない。

 

グッズを売った

前置きが長くなってしまったが、今日初めてグッズを売りに出した。

 

くじの景品を中心に40点ほどをらし○ばんに持って行って、合計の査定金額が5,000円くらい。

フィギュア以外はほとんど10円で、値段が付かなかったに等しい。

正直もうちょっと高いと思っていた・・・

「上位賞もいくつかあるから安くても8,000円くらいかなー」と。

探せばもっと高く買ってくれるところはあるかもしれないし、査定を聞いて断ることも出来たが、あえてそのまま買い取ってもらった。

理由としては単純にモノが溢れているので手放すのを優先したかったのと、「1回800円のくじでもこんなもんなんだ」という戒めにしたかったから。

これで少しは衝動を我慢できるようになるだろう。

本当に・・・?

 

逆に言えば、既に所有しているグッズはどんどん使ったり飾ったりした方がいいということでもある。

開封の美品でも値段が付かないのなら「開封したら価値が・・・」なんて考えて取っておく必要もないのだから。

やっていこう、グッズまみれのオタクライフを。

 

おわりに

2023年も残り少なくなってきたが、「浪費を減らす」「モノを減らす」ことを当面の目標としたい。

衝動買いのくじやアクスタで財布をすり減らすよりは、本当に必要なものにお金を使いたい。

顧客が本当に必要だったもの

 

ここで「もうくじは引かない!アクスタも買わない!」と断言できれば体面も保てるんだけど、多分そうはならないだろう。

自分のことはよく知っているので。

ただ、これをきっかけに、買う前に「本当にこれが欲しいのか?」をもう一度問いかけるのと、「買ったらその分だけ処分する」習慣を身につけていきたい。